統合研究拠点について

統合研究拠点設置にあたって

神戸大学統合研究拠点は、人文・人間科学系、社会科学系、自然科学系、生命医学系分野における強みを活かし、「知と人を創る異分野共創研究教育グローバル拠点」として進化・発展し続けることを目指す本学の長期ビジョンを実現するために、特に神戸ポートアイランド地区(神戸医療産業都市)において、同地区に立地する学外機関との連携を促進し、学外の研究機関、他大学、産業界との共創をとおして、世界最高水準の異分野共創型教育研究拠点の構築を目指すため、令和4年4月に再編いたしました。

統合研究拠点は、神戸ポートアイランド地区に、平成23年4月に研究棟(本館西側)が、平成24年3月にホール棟(本館東側)が建設され、さらに平成27年3月には、新しくアネックス棟が竣工しました。 統合研究拠点の理念は、
①異分野共創研究を全学的に推進する。
②神戸市や学外の研究機関、他大学、産業界と連携して、異分野との共創研究を推進するとともに、ポートアイランド地区のサイエンスクラスターの形成に主体性を持って参画し、貢献する。
③理化学研究所のスーパーコンピュータ「富岳」との連携を深め、関係研究機関及び全国の大学との連携の下に計算科学の発展に貢献する。
でありますが、今後とも、ポートアイランド地区においても、多様な研究人材を集積し、世界最高水準の知の集積拠点の確立を目指すとともに、新たな価値の創造や未来社会実装を見据えた新領域開拓・異分野融合を通じて、地域から地球規模に至るまでの各種課題の解決に向かって邁進する所存です。

神戸大学統合研究拠点について

統合研究拠点の研究戦略等

  • 異分野との共創研究を推進する。
  • 計算科学分野においてはスーパーコンピュータを駆使した研究と人材育成を推進し、他大学・他研究機関と連携して大学院生、社会人の計算科学人材育成プロジェクトを展開する。
  • バイオテクノロジー(BT)分野においてニーズの高まっている先端・融合領域の研究および人材育成などを、神戸医療産業都市構想の推進や産学連携を通じ、従来の特定領域や大学等に限定されない新しい形態で総合的に推進する。
  • 本学の教員又は学生が行った異分野との共創研究の成果を基に企業を起こそうとする者または起こされた企業等の経営者を支援する。
  • 統合研究拠点に入居する学内および学外プロジェクトについては、統合研究拠点の研究戦略等に基づき、プロジェクト間等の更なる共創研究を進展させる。

統合研究拠点における研究等

1.統合バイオファウンドリ研究

2.先端膜工学研究

3.惑星科学国際教育研究

4.散乱場理論研究

5.ゲノム編集研究

6.次世代バイオロジクスのプロセスサイエンス研究

7.電磁耐性量子集積エレクトロニクス・イノベーション

8.創発生命工学・国際研究

9.未来世紀都市学研究

10.AI・デジタルヘルス科学分野

強み・特色

2023年度強み・特色

報告書関係

令和4年度統合研究拠点利用状況報告書